種採りから種蒔きまで

そーでした、そーでした♪

そもそも種採りってどーやるの?っていう記事を書こうと思ってたんです。忘れてました!(笑)

 

まず受粉した花の中心に種ができると子房が膨らんできます。花の中心が膨らんでいるのが分かりますか?

私にはこの様子がミルクを絞る前の乳牛の乳に見えてしょうがなく、いつも「爆乳」と呼んでいます。(笑)          

子房が十分に成熟したら、市販のお茶パックの袋をかけます。成熟前に早々袋をかけるとカビたり、種の不形成を招いたり

するので見極めが必要です。

成熟して弾けると、種はお茶パック内に落ちるので、確保できます。パックの端に種が集まって採取できているのが分かりますか?

袋をかけてないと、こうなっちゃいますねー。

種採り用の花は1月から咲き出しますので、路地の種採りと合わせると約半年かけて採取し、それを冷蔵庫で保存・管理します。

そして種蒔き直前に種類ごと分別して育苗箱に蒔くという手順です。

蒔いた種は効率良く発芽してもらうためにピンセットで均等に広げていきます。

ずーっと猫背でチマチマ広げるので、背中が痛くなってなかなかしんどい作業です・・・。(泣)

こうして蒔いた種が立派に育って商品となるには、なんと3年かかります!

すぐ芽が出ないんですー。(泣)

この種は時々水やりをして乾かさないように管理し、外気が氷点下となる12月に一旦外に

出して1ヵ月間凍らせます。寒さに当てることで発芽するからなんです。そして1月中旬に

ハウスへ入れてあげると、2月くらいから芽が出てきます。

その後いろいろな工程を経て、3年かけて皆さんのところへお届けできるようになります。

着々と3年後に向けて準備していますので、皆さん待っていてくださいね~♪