クリスマスローズのある素敵な庭

 

当園のクリスマスローズガーデン… 

 

 当園のハウス南側にモデルガーデンがあります。

 来園されたお客様にクリスマスローズがどんな花なのか、植え方や四季の管理方法などを具体的に見て

 いただくために作った庭です。

 

 

春の訪れの遅い八ヶ岳山麓だからこそ、春一番に咲くクリスマスローズガーデンには、心躍らせる感動があります。

クリスマスローズは開花期間が2ヵ月と長く、春一番に咲き始めた後には、さくら草やすみれ、ムスカリ、水仙などとの共演が楽しめ、春の庭を彩ります。

 

毎年、見頃は5月上旬~中旬です。

 

            

夏場になるとクリスマスローズは葉が大きく成長し、グランドカバーとして活躍してくれます。

クリスマスローズは毒性があり、虫や獣が食べないという特性があります。またこの庭には寒耐性のヒペリカム、ロシアンセージ、タイムなども植えてありますが、それらには独特の香りがあり虫が寄り付きません。

間を埋めるよう斑入り三つ葉が広がり、緑のクリスマスローズ、シルバーの斑入り三つ葉でコントラストが綺麗なうえ、雑草の入る隙間を与えません。

こんな風に自生してくれると虫は寄り付かないし、雑草も生えないし、手入れのしやすさは抜群です!

            

 

クリスマスローズは落葉樹の下に植えるよう推奨されますが、それは落ち葉が株元を覆って冬ごもりの対策ともなるためです。

当園では楓の下に植えてあるので、秋には赤と黄色の絨毯が演出されます。とっても奇麗なのですが、時期的にどなたにも見てもらえないのが残念ですー。(涙)

 

            

 

寒冷地では、葉は切らずに冬を越えさせます。

株元の新芽や花芽を雪や寒さから守る雪囲いのような働きをしてくれるからです。

 

自然な無理のない管理で、毎年春には可憐な花を咲かせてくれるなんて、クリスマスローズのある庭って素敵で魅力的でしょ?(^^♪

ペンションヴィレッジ

 

 当園のクリスマスローズの多くが、原村ペンションヴィレッジにお嫁入しています。(笑)

 その中でも特にご贔屓にしていただいているのが ”われもこう” さん。

 こちらでも春に可憐な装いを楽しませてくれた後は、グランドカバーとして存在感を出しています。

 

春一番に庭を彩ってくれるクリスマスローズ。

左下は一重咲きの白です。

これだけ花をつけてくれるので大株です。

奥にはセピアレッドのクリスマスローズもたくさん花をつけて咲いています。

            

 

約2ヵ月間の開花を楽しんだ後、夏になると葉が 勢いよく成長してきます。そうです、グランドカバーとしてひっそりと活躍してくれるのです。

 

こちらの右下のクリスマスローズはピコティーの

八重咲です。

縁どりにピンクが見えるのが特徴です。

まだ咲き始めなので花は2つしかありませんが、大体20~30個の花をつけ、春の訪れを演出してくれます。

            

 

夏の庭。少し角度が違うのですが、春から夏の変化がわかると思います。

他の花が勢いよく咲き誇る中、大きく成長した葉がグランドカバーとして佇みます。これだけ大きいと雑草の侵入を阻んでくれ、お庭の管理のしやすさにも一役買ってくれます。

ご贔屓さまのお庭

 

かれこれ10年ほどの長いお付き合いになっている、原村のN様のお庭。

全てうちからお嫁入りしたクリスマスローズたちです♡

開花期にはリビングから見渡せるのが魅力的です♪

こちらは原村のK様

クリスマスローズが咲き終わると、チューリップ、そのあとにバラと、

花壇やお庭を彩る花のリレーがうまく行われるように計算されています。

そしてこちらは白樺湖をちょっと下った長和町姫木平のO様

駐車場から家まで石段を作られたそうで、その両脇に植えています。

クリスマスローズはうつむき加減に咲くので、坂や階段などの段差を利用して花の顔が見えるように工夫されているのはアイデアですね。

標高1400mにお住いのためシカ害があるそうですが、クリスマスローズは食べられないため、他にもシカが食べないつつじやジキタリスと組み合わせてみても意外とイケてるそうです。(^^♪

単独植えでも素敵です。

なにより嬉しいのは、庭のあちらこちらにコボレ種から育っている健気な子が増えてきていることなんだそうです。標高1400mでコボレ種から育っているなんて、とても適した環境ですね。♪