先日、原中学校の農業体験を受け入れました。
”原村学”という授業の一環で2年生が地元の農家で2日間、農業体験をします。
うちは規模も小さいので毎年2名を受け入れています。昨年はコロナの自粛期間などと重なり中止になったため(息子の学年だったので残念でした)2年ぶりの受け入れです。
最初はスペーシング。1ベンチに250鉢置いてあるのを175鉢に減らし、鉢間を広げ、光や風がいきわたるようにする作業です。
下の写真で鉢間が開いているのが分かりますね。
その次は置き肥。1鉢に固形肥料を2粒づつ置いていきます。約2500鉢ありますが2人で行うと3時間ぐらいで終わります。
この原っ子たちは几帳面で、とっても奇麗に置いてくれました。性格が出て面白いですね♪
もうすでに一番重要な鉢上げ・ポット上げは終了しているため、この時期は細々したことを片付けていきます。
近年は温暖化で高冷地の夏といってもハウスでは30℃を超えてしまう事も多く、暑さ対策が課題です。ハウスの西側に寒冷紗をかけるべく、支柱のパイプを切っていきます。「農家は大工さんやら水道工事やら電気工事やら、いろんなことができないとダメなんだよー」なんて言いながら、切ったパイプの端っこをハンマーでつぶし、鍛冶屋のようなことをしてもらいました。
寒冷紗をかけ、支柱を打ち込み、パッカーで止めていきます。いい感じの日陰が完成です。
以前この作業は6月下旬に行っていたのですが、今年は5月…。ひたひたと温暖化を感じます。
最後は種採り。1人の子は「種採りが一番楽しかった」と。ある種、収穫作業ですから、ハマると楽しいんですよ。
実はこの原っ子たちは小さい頃から知っている子たち。もともとは「知ってるおばちゃん」だけど、普段どんな農業をやってて、どんなふうに大変だったり楽しんでいるのかってことを垣間見てくれたらいいな。
慣れない作業でどっぷり疲れたようです。(^^♪